2012年09月25日

2012富士チャレンジ200当日編(完結編)

<後編からの続き>

43周回、6時間49分30秒・・・
7時間経過まであと10分30秒
さあ、ラスト1周です。

どうする?どうなる?チャリ一代!


最終ラップ、ホームストレートでは幸いにも私より速い人がいたので、がむしゃらについて行きます。

第1コーナーからの激下りも踏み込んで60km/h走行です。

コカコーラコーナーからの下りも踏み込んで行きます。

ヘアピンコーナーの入り口からの上りは、今までこの区間では封印していたダンシングでクリアし、速度の低下を最小限にします。

ダンロップコーナーまでの下り区間で、サイクルコンピューターを走行距離モードから経過時間モードに切り替えます。
ダンロップコーナー入り口での表示は「6:56:00」ぐらいだったか?
あと4分しかありません。
ダンロップコーナーからゴールまで何分かかるかなど、今まで43周もしているのに分かりません。

「多分間に合うはず。いや、間に合わせる!」

最初の上りからダンシングです。
途中でシッティングに切り替え、脚が回復したら再びダンシング の繰り返しです。

最終コーナーを上りきった時点で、もうサイクルコンピューターは見ません。
あとはゴールに突き進むだけです。
しかし、富士スピードウェイのホームストレートは長く、ゴールまで距離があります。

最終コーナーを上りきった時、前を走るのは、痩せ型の人 と 大柄な人の二人です。
低速からの加速性能は痩せ型の人が有利と判断し、痩せ型の人の後ろにつきます。
が、加速が鈍く、大柄の人のほうが先に進みます。
とっさに大柄の人にスイッチ!
これで安心かと思いきや、程なくこちらも失速。

「最後まで人に頼って、結果完走できへんかったら、ワイに何が残るんや?」と例の大阪弁が喝を入れます。

ここからは一人でラストスパート!
2012富士チャレンジ200当日編(完結編)
グイグイ加速し、栄光のゴールに向かってひた走ります。

ゴール!!!
コース上のタイマーを見ると6時間59分!
本当にギリギリです。

タイムに余裕のある人は、保険でもう1周するようですが、私にはその時間も体力も残されていません・・・
そのままコースから退出し、ピットに戻ります。

ピットに戻り、改めてサイコンを確認すると、
2012富士チャレンジ200当日編(完結編)
確かに200kmと表示されています。
しかし、サイコンとタイヤの組み合わせによる誤差が2.3%以上だと、
 200km×2.3%=4.6km
→1周分の誤差が生じる可能性はあります。

とりあえず、後のことは後で考えることとしましょう・・・

完走の証、記念Tシャツをもらいに受け付けに向かいます。
ゼッケンナンバーとサイズを聞かれ、記念Tシャツを受け取ります。
2012富士チャレンジ200当日編(完結編)
これが、完走の証。
シルバー文字が眩しいぜ!

暫くピットで休んで、人もまばらとなりつつあるピット内で佇むコルナゴを眺めます。
2012富士チャレンジ200当日編(完結編)
おお、美しい・・・
どのF1マシーンよりお前は綺麗だぜ!(なぜ自転車ではない?)

こうして私の2012富士チャレンジ200は終了したのでした。


<エピローグへ続く>


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Posted by Chari Ichidai at 20:46│Comments(0)富士チャレンジ200
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